古くから、日本人は山を神霊化し、山は神々が降臨する場、あるいは山そのものを神として信仰してきましたが、まつりに際し神聖なる山の模型を作り、賑やかに繰り出したのが、山車の起源であります。
札幌まつりは明治11年6月15日からご巡幸が始まり山車も繰り出し、市民が各辻々に奉迎した記録があります。
現在、山車は9区の祭典区が持っております。万燈と言うお囃子が先頭に各山車ごとに奏する独特の拍子とともに市内を練り歩きます。
いずれも明治の末から、大正初めにかけて作られたものだが、大正7年には12祭典区の山車12台がその華麗さを競ったと言われています 。
第1本府祭典区 |
日本武尊 |
明治末期 |
第7東祭典区 |
神武天皇 |
大正2年 |
第3山鼻祭典区 |
島 義勇 |
昭和54年 |
第8豊平祭典区 |
加藤清正 |
大正元年 |
第4豊水祭典区 |
素盞鳴尊 |
大正7年 |
第9東北祭典区 |
猿田彦尊 |
明治43年(改修銘) |
第6西創成祭典区 |
素盞鳴尊 |
明治末期(人形には明治35年銘) |
第16桑園祭典区 |
桃太郎 |
昭和4年 |
第20琴似祭典区 |
名和長年 |
不明 |